【元国税局職員が見てきた 年末調整と住宅の落とし穴】
【年末調整は「税金の最終チェック」】
年末調整とは、1年間に支払うはずだった所得税を確定させる手続きです。
会社員の場合、毎月の給料から引かれている税金は、あくまで「仮の金額」。
☑扶養の人数
☑保険料
☑住宅ローン控除などの各種控除
これらを反映した正しい税額を年末に計算し直すのが、年末調整の役割です。
【住宅を購入すると年末調整が重要になる理由】
マイホームを購入すると、
住宅ローン控除という大きな税制優遇が関わってきます。
これは、
☑年末時点の住宅ローン残高
☑住宅の条件
によって、所得税や住民税が軽くなる制度。
つまり年末調整は、
「住宅ローン控除を正しく受けられているか確認する場」でもあるのです。
【よくある勘違い①「会社が全部やってくれる」】
元国税局職員として本当によく見たのが、この勘違い。
年末調整は会社が手続きをしますが、
申告内容は本人の申請が前提です。
・書類を出していない
・内容をよく確認していない
・前年と同じだから大丈夫と思い込む
これでは、本来受けられる控除を逃してしまうこともあります。
【よくある勘違い②「1年目も年末調整でOK」】
住宅ローン控除は、
1年目だけは確定申告が必要です。
ここを知らずに
「年末調整で戻ってくるはず」と思っている方は少なくありません。
2年目以降は年末調整で対応できますが、
最初の一歩を間違えると控除が始まりません。
【年末調整の落とし穴】
住宅が絡む場合、特に注意したいのが次のポイントです。
☑残高証明書の提出漏れ
☑控除期間が終わっているのに申告している
☑住宅の条件変更(増改築など)を申告していない
年末調整は毎年行うからこそ、
「流れ作業」になりやすいのが落とし穴です。
家づくりは「建てた後のお金」を知ってこそ安心。
家づくりは、間取りやデザインだけでなく、
税金や制度をどう活かすかも大切なポイント。
年末調整の仕組みを理解しておくことで、
「知らなかった...」という後悔を防ぐことができます。
【まとめ】
年末調整は難しい制度ではありませんが、
住宅が関わると確認すべきポイントが一気に増えます。
少し立ち止まって内容を理解することが、
長く安心して暮らせる家づくりにつながります。
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