土地探しから始めていませんか?家づくりで最初にやるべき3つの順番
「まず土地を探しているんですけど、なかなか見つからなくて」
高浜市・碧南市・西尾市で家づくりのご相談をいただくとき、いちばん多いのがこの言葉です。
家を建てるには土地が要る。だから土地から探す。順番として、とても自然に思えます。
でも実は、この順番で進めた方ほど、途中で止まってしまうことが多いのです。
不安を煽りたいわけではありません。あとから「先に知っていれば」と後悔する方が少しでも減るように、順番の話だけをします。
先に、この記事の結論です
家づくりで最初にやることは、土地探しではありません。
「わが家はいくらまでなら無理なく返せるのか」を決めることです。
そのうえで土地と建物の配分を決めてから探すと、良い土地が出たときに即断できます。土地探しで差がつくのは、情報量ではなく判断の速さです。
これから土地を探す方、すでに探していて手が止まっている方は、ぜひご覧ください。
目次
1.土地から探すと、なぜつまずくのか
2.順番① 総予算の上限を決める
3.順番② 土地と建物の配分を決める
4.順番③ そこから土地を探す
5.建売や分譲地を選んだほうがいい方もいます
6.ダイアサの想い
7.土地を探す前に、まずやってほしい5つのこと
8.よくある質問・最後に

【1.土地から探すと、なぜつまずくのか】
土地を先に探し始めた方から、後になってこういうご相談を受けることがあります。
・気に入った土地が出たけれど、ここに建てて総額いくらになるのか分からず、決めきれなかった
・思い切って土地を買ったら、建物にかけられる予算が思ったより少なかった
・地盤改良や造成に想定外の費用がかかり、当初の計画から大きくずれた
共通しているのは、土地の値段だけを見て判断してしまったという点です。
家づくりにかかるお金は、土地代と建物代だけではありません。地盤の状態、道路との高低差、上下水道の引き込み、外構、そして諸費用。
同じ「1,000万円の土地」でも、建てるまでに追加でかかる金額は土地ごとにまったく違います。造成が必要な土地と、そのまま建てられる土地では、数百万円の差が出ることもあります。
そしてこの差は、現地を見て条件を調べないと分かりません。多くの場合、土地を契約した後に判明します。
【2.順番① 総予算の上限を決める】
土地でも建物でもなく、「わが家はいくらまで出せるのか」を最初に決めます。
ここで大事なのは、「借りられる額」と「無理なく返せる額」は違うということです。
金融機関が貸してくれる金額は、返済できる金額の上限ではありません。教育費、車の買い替え、ご両親の介護、収入の変化。家を建てた後の30年で起きることを織り込んだうえで、月々いくらまでなら暮らしが苦しくならないか。そこから逆算するのが本来の順番です。
2つの予算
①限界予算:金融機関から借りられる上限に近い金額。目標ではなく、越えてはいけない線です。
②安全予算:教育・貯蓄・車・もしもの出費を残しながら、家族が守れる返済額です。
家づくりの計画は、①ではなく②を基準に組み立てます。
今の家賃を払いながらの生活と、住宅ローンを返しながらの生活。この2つがどう変わるかを、具体的な金額で把握しておく。ここが出発点です。
【3.順番② 土地と建物の配分を決める】
総額が決まったら、次はその中での配分です。
土地に多く使えば、建物にかけられる金額は減ります。当たり前の話ですが、この配分を先に決めていないと、土地を見たときに判断ができません。
考え方はこうです。
・「予算内だから買える」ではなく
・「この土地を買ったら、残りで建てたい家が建つのか」
この問いに即答できる状態を作っておくことが、土地探しのスタートラインです。
配分を決めるときは、次の費用を必ず総額に入れてください。忘れられやすく、後から効いてくる項目です。
・地盤改良費(土地の状態によって数十万〜200万円程度の幅があります)
・造成、高低差の処理、擁壁
・上下水道の引き込み
・外構、カーテン、照明、エアコン
・登記、火災保険、ローン手数料などの諸費用

【4.順番③ そこから土地を探す】
ここまで決まって、はじめて土地探しが機能します。
土地は、出たらすぐ決まります。良い条件の土地は、迷っている間に他の方に決まってしまうことがほとんどです。
そのとき、①と②が決まっていれば「これはうちの条件に合う」と即断できます。決まっていなければ、そこから計算を始めることになり、間に合いません。
土地探しで勝負を分けるのは、情報量よりも判断の速さです。そして判断の速さは、事前の準備でしか作れません。
もうひとつ。土地の条件は2〜3個に絞ってください。学区、実家までの距離、土地の広さ、日当たり、価格、駅からの距離。すべてを満たす土地は、まず出てきません。何を譲れないかを夫婦で先に決めておくと、判断が速くなります。
【5.建売や分譲地を選んだほうがいい方もいます】
ここまで注文住宅の前提で書きましたが、正直に申し上げると、建売住宅を選んだほうがいい方もいらっしゃいます。
たとえば、こういう場合です。
・入居の時期が決まっていて、動かせない
・どうしてもこのエリアに住みたい
・間取りや仕様に強いこだわりがなく、現物を見て納得できるなら十分
・打ち合わせに時間をかけられる状況にない
注文住宅は、土地を探し、設計し、工事をして、と時間がかかります。完成までに1年以上かかることも珍しくありません。その時間を使えるかどうかは、ご家族の状況によります。
注文住宅がすべての方にとって正解ではありません。ご自身の状況に合うほうを選んでいただくのがいちばんです。
そのうえで注文住宅を選ぶ理由があるとすれば、あとから変えられない部分を自分たちで決められることです。間取りや内装は住んでから変えられますが、断熱や耐震といった性能、そして土地との関係は、建ててしまうと変えられません。
【6.ダイアサの想い】
ダイアサは、1935年の創業から高浜市でお客様の家づくりに携わってきました。
私たちがご相談を受けるとき、最初にするのは間取りの話でも土地の話でもありません。お金の話です。
ここが決まらないまま進むと、後で必ず苦しくなるからです。逆にここさえ固まれば、土地選びも家づくりも一気に進みます。
家は建てて終わりではありません。そこから30年、35年と返済が続きます。引き渡しの日ではなく、10年後、20年後にご家族が笑っていられるかどうか。そこを基準に計画を立てたいと考えています。
だから私たちは、契約を急かすことをしません。「今はまだ建てるべきではない」とお伝えすることもあります。
【7.土地を探す前に、まずやってほしい5つのこと】
①今の家計から「無理なく返せる額」を出す
借りられる額ではなく、教育費や貯蓄を残したうえで払い続けられる額を出します。
②住宅ローンの事前審査を受ける
土地を申し込むとき、事前審査が通っていないと話が進まないことがあります。先に受けておくと動きが速くなります。
③総予算の中で、土地と建物の配分を決める
付帯工事・外構・諸費用まで含めた総額で考えます。
④土地の条件を2〜3個に絞る
何を譲れないかを、夫婦で先に話し合っておきます。
⑤建てたい家の坪数と、おおよその建物価格を知る
ここが分かってはじめて、土地にいくら使えるかが決まります。
この5つが終わっていれば、土地探しは驚くほどスムーズになります。
【8.よくある質問・最後に】
Q.土地が決まっていないと、工務店には相談できませんか?
いいえ。むしろ土地が決まる前にご相談いただくほうが、お役に立てます。総予算と配分が決まっていないまま土地を決めてしまうと、後から調整が効かなくなるためです。
Q.まだ建てるかどうかも決めていないのですが。
その段階で構いません。「建てるべきかどうか」を判断するために必要なのも、結局はお金の話です。ご相談の結果、「今は賃貸を続けたほうがいい」という結論になることもあります。
Q.不動産会社と工務店、どちらに先に相談すべきですか?
どちらが正解ということはありませんが、総予算と配分が決まっていない状態で土地を見に行くと、判断ができません。先に予算を固めることをおすすめしています。
Q.相談すると契約を勧められませんか?
ダイアサでは売り込みをしません。ご相談だけで終わっていただいて構いません。
「まだ何も決まっていない」「そもそも家を建てるべきかも分からない」という段階で構いません。むしろ、その段階で聞いていただくのがいちばん役に立ちます。
相談=契約ではありません
高浜市・碧南市・西尾市で新築・注文住宅を考えている方へ。土地や予算がまだ決まっていなくても大丈夫です。
「自分たちは本当に建てられる?」を確かめるところから、一緒に始めませんか。
※本記事は2026年9月18日時点の公表情報をもとにした一般的な解説です。住宅ローン金利、補助制度、税制、商品条件は変更される場合があります。個別の借入れ・返済計画は金融機関や専門家にも確認してください。
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